メンタルズノンノン 

うつ病男が洋服で気持ちを前向きにするブログです

メシウマスカッと

※某テレビ番組風に書いています。

 

これは、私が中学生の時の話です。

 

私の友人の藤島君(仮名)*1は、小学生のときから放課後毎日のように遊んでいて、家族ぐるみの付き合いもしていた親友でした。

 

しかし、中学2年生になった頃から、突然私のことを露骨に嫌いはじめました。

別の友人と一緒に下校していたら、後ろから突然藤島君が走ってきて、友人をかっさらっていって独りぼっちにされたり、塾ではドアのカギを閉められたり机にゴミを入れられたりしました。

何か悪いことをしたのか・・・唯一思い当たる節は当時はやっていたホームセンターでの万引きを拒否したこと…しかし、先述の引き離された友人も万引きはしていなかったはずです。

 

それ以来、私は塾にも行けなくなり、藤島君のいる友人グループに入れなくなってしまいまいした。藤島君は人気者で、田舎の学校で生徒も少なかったため、学校でも独りになることが多くなりました。

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それからは、夢に藤島君が出てくるようになりました。夢の中では藤島君と小学生の頃のように、楽しく遊んでいるのです。朝起きて学校に行くと、現実に戻されるのです。

私の願望が夢に現れたのでしょうか。

 

休みの日に、公園で兄とキャッチボールをしていたときのことでした。

公園に藤島君と友人のグループが野球をしに来たのです。小学生時代は皆で野球を楽しんでいたのですが、今は外されていて、入ることはできません。

 

藤島君グループが野球をしている横で、私は兄と黙々とキャッチボールを続けていました。本当はすぐにでも逃げ出したかったのですが、兄も藤島君グループのことを知っているので、どうすることもできませんでした。兄は不思議そうにしています。

 

帰宅後、兄に「なんで友達来たのに一緒に野球せえへんかったん?」と聞かれました。

号泣しました。たまっていたものが一気に溢れ出しました。

 

 

それから時は過ぎて、高校入試の時期になりました。

藤島君も私と同じ公立高校を受験することになりました。「仲直りなんて願い下げだ!」と心に決めて、やっと離れられると思ったのに高校も同じになってしまうのか・・・絶望感しかありませんでした。

 

そして合格発表の日です。

 

その時、信じられないことが起こりました。

 

 

 

 

 

 

私を含めて8人ほど受験したのですが、なんと、藤島君1人だけ不合格だったのです!

 

 

合格番号の掲示を見に高校へ向かっていた時、1人で暗い顔をした藤島君とすれ違っていて、もしかして…?と思っていたところでした。

 

人気者だった藤島君1人だけが落ちて、周りの皆は「なんで藤島君が…かわいそう」と悲しい雰囲気になっていました。後で聞いた話では、職員室で泣いていたそうです。

 

そんな中、私は心の中で大喜びしていました。こんな感じです。

 

 

 

 

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藤島君は、その後、私立の高校に進学し、私と同じ浪人生を経て同じ大学(キャンパスは別)に行った後はどうなったのかは分かりません。

 

この話スカッとジャパンで採用されないかなぁ…

 

*1:大関雅山に似ていたので命名