センスという便利な言葉で片付けようとしていないか?
こちらの記事を、今回もう少し掘り下げて説明します。
センスは説明放棄の言葉
センスというワードは、
- ファッションを言語化して説明するのを放棄する言葉
- 初心者がファッションを敬遠してしまう要因になる言葉
だと思っています。
ファッションは、どこか昔の職人みたいに「目で見て盗め」的な風潮があります。
( ^ω^)・・・トライアンドエラーでセンスを磨くことだ!
みたいな。
これがおしゃれ難民を生み出す、初心者がおしゃれを諦めてしまう要因だと思うのです。
偏差値50から上を目指すには、センスを磨いたり経験を積むことも必要です。が、たぶんそこまで求めない人が大半でしょう。
「そこそこ」のおしゃれには努力は不要です。
これだけでも覚えておいてください。
さて、話を戻して…
「俺にはおしゃれをする資格がない」
と諦めてしまう人をTwitterで見てきました。
ファッションの世界は、どこかハードルの高い「一見さんお断り」のような空気があります。
僕もはじめの頃は痛いほど感じました。あまりにダサいと変なあだ名がついて笑われるんですよ。
なぜでしょう??
なぜマニュアルや教科書を作っておしゃれ人口を増やそうということをしないのか。
なぜおしゃれの最短ルートを教えないのか。
不思議でなりません。
思うに「教えたくない」のと「教える力がない」からかなあと。
感覚として理解していても、言語化して教えることができない。
だから「センス」という至極曖昧な言葉に逃げてしまうのかなあと。
MBさんの他に論理として教えている人が見当たりません。
ちなみに日本はファッション後進国です。
イタリアなんかを見ればよく分かりますが、ヨーロッパはかなりレベルが高いです。
この国レベルでの遅れも「センスをつけろ」ですべてを放棄しているからだと思うのです。
あと初心者に排他的な思考と。そりゃみんな諦めるよ・・・
遠回りの「センスを磨く方法」
ここで、ファッションセンスを磨くために良いとされていることを紹介します。
- 「雑誌を読もう」
- 「ユニクロじゃなくて、アパレルショップに行ってみよう」
一例としてはこんなところです。
目指すところは「いろいろなものを見て触れて、経験値を積んでいこう」ということです。
決して間違いではないし、否定はしませんが…
どれだけのお金と時間と労力がかかるでしょうか??
このようなことを求めるのは酷だし、する必要がありません。
>「雑誌を買おう」
雑誌というのは、見れば分かるように長身イケメンのモデルが、何万もするクソ高い服を当たり前のように身にまとう世界です。
雑誌が売れなくてスポンサーの広告に頼らざるを得なくなっているからこうなっています。
雑誌で勉強できないこともないですが、初心者が一から覚えられるような誌面になっておらず、非効率極まりないです。
僕はそれなりにファッションの知識は身につけましたが、正直雑誌を読んでもあまり理解はできません。
>「ショップに行こう」
皆さんご存知のように、ショップ店員は高い服を売りつけてきます。もちろんすべてがそうではないですが…
店員のすすめられるがままに、価値も分からず買うのって、ほんとにセンスの向上に繋がるのかなぁと思うところもあります。
僕は接客が嫌なので、今でも店員が売りに来るには行きません。
ユニクロだけでも十分おしゃれと言われます。なので、無理してショップには行かなくていいです。
興味が出てきて「行きたいな」「もっと違う服を見てみたいな」と思うようになれば、その時はぜひ行ってみてください。