Twitterに疲れたあなたに ~『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』
僕も疲れてます。「あなたに」なんて言ってますけど…
2ちゃん化したTL
質問箱だらけのリア垢
胡散臭いインフルエンサー
etc…
現代の社会は、情報を捨てるスキルも求められているような気がします。
あれもこれも拾うと頭も心もパンクします。
たまたま本屋で目にとまって、タイトルで即買いしたのが今回紹介する本『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ』。
「パフェとか~」のフレーズ自体は聞き覚えがあったのですが、本になってるのは知りませんでした。
SNS社会を生き抜くための必読書。
第2のうつマッピングです。(出たのは先だけど)
読んでて特に印象に残ったところをピックアップします。
「自分の悪口を言われていると感じる」
あるあるすぎて困るやつです。
主語のない意味深ツイートを見ると「あれ、もしかして自分のこと?」と思ってしまう。
意味深ツイートを著者は「持ち主不明のゴミ」と呼んでいます。
ゴミ捨て場が目にとまったからといって、そのゴミを持って帰る人はいない。(一部いるけど)
だから
「SNSでもネガティブな言葉よりも、いい言葉を沢山拾ってみませんか?」
と。
表現が秀逸すぎる…
落ちてるものをなんでもかんでも拾う収集癖は捨て去りたいものです。
人と比べて落ち込むのは、自己評価が高いから
よく、うつの人は自分を卑下する、
すなわち「自己肯定感が低い」とされます。
「あの人に比べて自分は…」
「あの人ができることが自分は…」
同じ境遇なら、首がもげるくらいうなずくことと思います。
そもそもなぜ人と比べてしまうのか?
がこの本に書かれています。
比べる理由なんて、考えたことがなかったな…
- 相手に届く力を持っていると思うから、今できてないことに落ち込む
- 羽生結弦よりスケート下手でも落ち込まないでしょ?
自分の力が明らかに劣っていたら、比べることすらしないはず。
「羽生結弦とスケートのレベルを比べるの?」
個人的に「パフェ食ってるよ」より驚かされました。
自己評価が低いようで、実は高かった――
改めて「自己肯定感ってなんだろう?」と感じました。
「ゴミに家賃を払うの?」
嫌な人や不快なツイートが、頭から離れない。ふと思い出してイライラ…
これもあるあるです。
最近だと「精神が安定している人と付き合え」とかかな?
(ツイート内容はそうでもなくて、アカウントのインチキ臭さと心理系の資格持ってるアピールにイラつきます)
そんな時に使える言葉が
「嫌な人のことを考えるのは、一緒に住んで家賃を払ってあげてるのと同じ」
家賃の概念に例えるのはさすがの一言です。
(家賃は家全体の空間に発生している。いらない物を置いている場所にも家賃を払っていることになる。スペースとお金を無駄にしてすごくもったいない)
嫌なヤツはほんと心の中まで住ませちゃダメ。
嫌なヤツが家に住んでたら、全力で追い出さないといけませんよね。
他にも
- フォロワーが減ったのは、レイ○ンに乗っ取られたと思う
- イライラするために、見る選択をしているのは自分
など、ハッとする考え方がたくさん紹介されています。
「そいつ、今ごろ~」は、上手なTwitterとの付き合い方、情報の拾い方が身につく本。
Twitterに疲れた、そんなあなたにオススメです。