「好き」と「頻度」で分類する整理マトリクス「くつマッピング」
どこかからお叱りが来そうなタイトル…ですが内容はいたって真面目です
www.known-mentals.work
前回紹介した「全部出し」、これも反響がありました。
片付けに困ってる人はやはり多いようです。
「全部出し」というのは、自分が所有しているモノの数を客観視する方法でした。詳しくは☝の記事をご覧になってください。
さて今回は、次のステップ「仕分け」です。
すごく大事な話なので、しっかりついてきてくださいね!
今回は靴を全部出します
前回はズボンでしたが、説明が分かりやすい靴を今回整理します。
玄関が靴と傘だらけだと、幸運が逃げるそうです。*1
僕はスピリチュアルはあまり信じないほうですが、あふれた靴がそのへんに転がっている玄関よりは、スッキリした玄関のほうが良いことは分かります。
てなわけで、例によってまずは「全部出し」。
黒ばっかり、、、まあ合わせやすいのでね…
「いるもの」と「いらないもの」に分ける!
いきなりクライマックスです。
これができたら片付けは8割終わったようなもの・・・ですが実に難しい。
「まだ履ける」
「いつか使うかもしれない」
「捨てるのはもったいない」*2
こんな雑念が捨てることを邪魔します。あるあるですね。
基本的な考えとしては、靴に限らず分類の基準は
「使える(履ける)or使えない(履けない)」
ではなく
「使う(履く)or使わない(履かない)」
です。
canやableではないのです。
「履ける・履けない」だと全部「履ける」になっちゃいます。
これでは何も片付きません。
使うか、使わないか。
この基準で判断することを頭に叩き込んでください。
「好きか、好きじゃないか」と「使用頻度」でマッピング
全部出しが済んだら、「使うor使わない」で仕分けます。
で、これから紹介するのがその仕分けのやり方。
ここでおなじみ?のマッピングシートが登場します。
縦軸が「好き」、横軸が「頻度」です。
- 上にいくほど好き
- 左にいくほど高頻度(よく使う)
ということになります。
次に、1軍~4軍に区分けします。
好き×よく使う →1軍
好きじゃない×よく使う →2軍
好き×あまり使わない →3軍
好きじゃない×あまり使わない→4軍
図にすると、こうなります。
好きじゃない×あまり使わない→4軍
好きでもないし、使いもしない・・・真っ先にボツです。捨てましょう。
好き×よく使う →1軍
これは残しましょう。捨てる理由がありませんね。
2軍と3軍はいったん保留でもOK。詳しくは後述します。
実際にやってみた
・・・というわけで、実際にやってみます。
1軍
艶感ある黒で合皮でかつ歩きやすい、筆者の大好き要素が全部揃っています。インスタの着画でもだいたい履いてます。
販売サイト載せておくので興味ある人はどうぞ▼
服ログ2018年秋冬アイテム「3WAYジャーマントレーナー」の詳細を公開!
サンダルはGUの2年前くらいのものです。
「靴擦れで血まみれになる」と言われていたかかとの革がふにゃふにゃになるほど履きました。来年もまた履きます。1軍スタメン確約の複数年契約です。
2軍
1軍より好き度は落ちますが、履く場面は確約されています。
ブーツ(写真右下)はこれから寒くなる季節の雨用として、パドローネの革靴(写真右上)は就活や冠婚葬祭といった”よそ行き”用に使っています(3万したのでもったいない精神があるのです…)。
いやでも右側2足は頻度でいえば4軍に近いかな…
3軍
履く頻度こそ多くはありませんが、個性的なデザインでお気に入りです。
ただそのデザインゆえに、コーディネートを靴に合わせて考える必要が出てくるので1軍より履く機会は少なく3軍となっています(1軍の靴は無思考コーデでも合わせられるので使用頻度も高い)。
ダッドスニーカーは、職業センターの女性から「スニーカーかわいいですね!へぇ~GUなんですか!レディースもあるんですかね?」と褒められて4軍メルカリ要員から急上昇しました。
4軍
モノはすごくいいんですよ、うん。両方とも人気のある靴です。
なので「売ったらお金になるかな~?」なんて考えてたら途端に履かなくなってメルカリ要員になりました。買ってください。
残すか捨てるか迷ったときは…?
さて、2軍と3軍をどうするかです。
捨てるか残すかは、片付けの目的に応じて判断すれば良いです。なんのためにあなたは片付けるのか。
たとえば
①快適で生活しやすい空間にしたい
②過去の品を断捨離してスッキリしたい
①なら、2軍3軍は残してもいいでしょう。
捨てるためじゃなくて、快適に過ごすための整理です。快適に感じるならそれでいいわけで、無理に捨てる必要はありません。
②なら、1軍だけ残してあとはごっそり捨てましょう。
断捨離ってほんとにスッキリしますよ。おすすめです。
詳しくは過去記事☟を見ていただきたいんですが…
僕は病気になる前の思い出の品、そして人間関係もスパッと切りました。
精神疾患になった人なら分かると思いますが、発症前の友人関係にはなかなか戻れません。
相手に距離を置かれたり、逆に自分が避けるようになったり…
大学のサークルで作ったTシャツやユニフォームなど、疎遠になった関係の品はごっそり捨て去りました。
さすがにゴミ袋に入れる時はもったいないなあとか、高かったなあとか思ったけど、捨てて後悔したものはありません。
使いもしないモノを置き続けて、家のスペースを無駄にするほうがもったいないです。押し入れで眠らせているだけのモノにも、家賃は発生するのです。
次に進むためにも、使わない不要なモノは手放しましょう。スッと心が晴れます。
- 判断基準は、「使う」か「使わない」か
- 捨てるのは悪いことじゃない
- 片付けの目的を明確に
*1:小松易『たった1分で人生が変わる片づけの習慣<実践編>』より。片付けの根本のマインドが身につくおすすめ本。
*2:「捨てる」ことに抵抗があるなら「売る」「譲る」でもOK。モノを大切にすることは、使わなくても残し続けることではありません。必要とする人のもとへ渡ることが、モノにとっての幸せです。