【収納】ガラクタが装飾品に! モノを減らすことのメリット
今回は「美的空間」についての話をします。
何もないスペースの真ん中にポツンと置くと神聖な雰囲気さえする…
— よっこい Yokkoi41 (@basquecci) 2019年10月26日
(空箱で出品しようか考えているSwitchの箱と靴の梱包用に残してる資材) pic.twitter.com/sCtNGwTO2h
ただの空箱ですが、なんとなくゼルダの神殿のマスターソードのような、高級そうな雰囲気がしませんか? え、しない?
これ実は商品の見せ方としてちゃんと存在します。VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)という車の名前にありそうな感じの陳列方法です。
参考記事:スペースの有効活用!「陳列量」をコントロールすれば、売り場は劇的に変わる! | 買い場を創るコラム | ラウンダーなら㈱フィールドマーケティングシステムズ(FMS)
「余白」が余裕を生み出す
例えば高級料理。
バカでかい皿の真ん中に、料理がちょこんと乗ってるだけです。これはお皿の余白の空間から「贅沢」「余裕」を演出しているそう。
小洒落たアパレルショップやブティックは(行ったことないけど)、置いている商品の数が少ない。
ギッチギチに詰め込む自宅のクローゼットとは真逆の並べ方をしています。
広いスペースにポツンと1点置いてるからこそ、存在感が際立ちます。
美術館なんかがそうですよね。
ポツンと、というと…
「ポツンと一軒家」なんかがそうです。
なんにもない山の中にポツンと1軒だけあるからこそ、日曜ゴールデンの番組として成り立つのです。
周りに家が何軒もあったらただの片田舎の家です。それじゃあなんの面白みもないですよね。
で「ポツンと理論(僕が勝手に作ったのですが)」が片づけとどう関係するのか…
手持ちの何気ない服が、高見えします。
ガラクタでも美しさが引き出されて、立派な装飾品に変わります。
真逆なのが「ドン・キホーテ陳列」
https://www.mag2.com/p/news/wp-content/uploads/2018/08/tempo20180819.jpg
逆に、大量にぎっしり並べて見せるやり方もあります。ドン・キホーテがそうです。
ああいう店は「大量にある商品の中から宝探しをする」「見つけたときの喜びを楽しむ」というコンセプトの元に、わざと雑多にややこしく置いているのです。
お店ではいいですが…自宅にはそんなのは一切必要ありません。
宝なんてどこにもないです。
もうちょっとモノは多くても良い! 余白を活かした美的空間の比率
僕が直接教わったぴーまんさんによると、収納にも「ドレスとカジュアルのバランス」が存在するそうです。
「ドレスとカジュアルのバランス」とは、おしゃれに見えるコーディネートの法則ことです。先日の世界一受けたい授業でもやってました。
空間 → ドレス
モノ → カジュアル
で、空間(余白)が多いほど美しく、大人っぽく見える。
ロジック大好きの僕は目から鱗でした。ほぉお…
いくら見栄えが良くなるといっても、自宅の部屋を高級店仕様にするのはあまり実用的とはいえない。
ここまでいくとミニマリストの領域です。「必要最小限」までは目指さないので…。
個人的な意見ですが、減らしすぎて質素すぎるのもどうかなと思います。
美術館みたいな高級店陳列では、「空間:モノ」の比率は「9:1」になります。「見せる収納」がこれにあたります。
ちなみにドン・キホーテ陳列だと「空間:モノ=1:9」、よくある家だと「0:10」です。
…で、見た目がキレイかつ快適、すなわち実用的なのは「3:7」、見栄え重視なら「5:5」です。
これらの「何対何」は、文章にして言い換えると「空間(スペース)全体の○割収納する」になります。
スペースの7割までモノを収納し、3割のスペースを余白として残しておくのです。
いろいろ数字が出てきてややこしくなりましたが、要は
スペースがあるからといってギチギチに詰めこまず、ある程度余白を残しておくと見た目も使い勝手も◎
ということです。
「使い勝手も◎」については次回以降に書こうと思います(覚えてたら)
参考書籍:やましたひでこ『人生を変える断捨離』