うつ病で休職したら40万請求されて破産した話
これ割と起こりうる話です。
お金を理由に休職をためらうのもよくありませんが、知っておいたほうがいいです。
高額請求の経緯をこれから説明していきます。
病欠と休職で給与の扱いが変わる
2018年6月から「病欠」で仕事を離れ、8月から「休職」の扱いになりました。
どちらも休んでいることに変わりはありません。
当然ですが、欠勤すると、その分の給料がなくなります。
しかも0円どころか、マイナスの給与明細と請求書が会社から送られます。
いったいなぜでしょうか?
8月の明細は、7月の就業状況に対する給与
基本給は一旦支給される形になりますが、前月欠勤控除で同額マイナスされて結果0円になります。
前職は6か月分の通勤手当(定期券代)を先に支給する形でした。(振り込まれた金額に舞い上がってスノボ用品一式買ってしまいました。大バカ者です泣)
休んだ日数分の定期代精算と、社会保険控除やらなんやらで計17万円請求されました。
9月の明細は、8月の就業状況に対する給与
基本給は支給されていますが、前月(8月)の欠勤控除で±0円です。
8月から「休職」になると書きました。休職扱いになるとどうなるのか…
欠勤控除が「前月」から「当月」に変わります。
すなわちどうなるのかというと…
休職が開始した月(8月)は、「当月欠勤控除」と「前月欠勤控除」が同時に発生します。
「前月」の請求は、基本給で相殺されて0円ですが、「当月」の請求が発生するので
1か月分の基本給がまるごとマイナスされるのです。
社会保険諸々合わせて21万円請求されました。
2カ月で40万弱請求されたカラクリがこれです。
なお、翌月からは社会保険諸々のみの請求になります。
家族の援助無しには生きられない
僕は新卒で入った会社がブラックで半年で辞めていて、貯金がありませんでした。
そんな事情など当然考慮されるはずがなく、何十万の請求を猶予もなしに紙切れ1枚で突きつけてきます。
床を何度も殴り、請求書をビリビリに破き去りました。
「お金ないです」って会社に電話しました。
結局、母が絶望した僕を見かねて立て替えてくれましたが…
僕は家族に見放されていたら、たぶん自殺していました。
傷病手当金もなかなか支給されず、かなり不自由な生活を送りました。
休職中は貯金を切り崩して生活する人がほとんどです。食費を削るような人もいます。
すぐに受けられる社会保障が絶対に必要です。数か月も待てません。
経済的不安は病気を悪化させます。