うつは脳の病気か心の病気か? そんなの関係ねぇ!歩こう!
考えるだけムダです。どちらでもないので
これこれ!「脳の病気」はあくまで仮説らしい…今日始めて知ったんやけど(⚭-⚭ს) https://t.co/3V9gFsm3rZ
— よっこい Yokkoi41 (@yokkoi41) 2019年1月26日
以前ほっしーさんが「うつは心の○○」というフレーズをTwitterで募集した時に、リプ欄で「脳の病気です、その言い方嫌です」と反論する人がちらほらいました。
(元ツイは探すの面倒なので貼りません。ちなみに僕は「心のこり」(心の凝り、心残り)という謎掛けをしてスベりました)
「脳の○○です」と勝手にお題を変える人までいて、なんで設問無視するんだよと思いました。面接だとアウトだぞ…
実は、うつ病は脳の病気なのか心の病気なのかというのはまだ解明されていません。
ドヤ、知らんかったやろ?みたいな調子で書きましたが、先日聞きに行った主治医の講演会ではじめて知りました。
【講演会メモ】抗うつ薬は
— よっこい Yokkoi41 (@yokkoi41) 2019年1月26日
・うつ病が脳内神経伝達物質の異常だという仮説に基づいて作られている。新薬が出るのは仮説が変わった時
・「なんとかなる」の感覚を増強するイメージ
・抗不安薬や睡眠薬のような依存性はない。ただ早期に止めてしまうと再発のおそれがある
うつの原因はセロトニンとノルアドレナリンの濃度の低下だという仮説(モノアミン仮説)があり、その仮説に基づいて抗うつ薬が作られています。
そもそも脳や心に異常が起きた原因が分かったところで、うつが治るわけでもありません。
客観的な事実ではなく、「あの時こうされたような気がする」というような虚偽の記憶に左右されやすい。
また、見せかけの原因にとらわれて、それが人との関係を途絶させてうつを深めることにもなりかねません。
絶対に考えてはいけない「しろくま実験」
ロシアの思想家・小説家ドストエフスキーによる「しろくま実験」というものがあります。
このブログでもできるのでやってみます。
今から、次の見出しにスクロールするまで、しろくまのことは絶対に考えないようにしてください。
頭の片隅に1ミリでも浮かべてはいけません。
いいですか、絶っっ対に考えてはダメですよ。
まだです。絶対に考えてはいけません、絶対
ʕ ·ᴥ·ʔ
ムリでしょ??
考えれば考えるほど、しろくまが顔を出します。
ネガティブ思考を切り替えようとして、ポジティブシンキングや悪いことを考えないようにしよう!と念じるとかえって悪い考えが浮かんでしまいます。その結果、逆にネガティブ思考を強めてしまうことになるのです。
アメリカの精神科医アーロン・T・ベックは「認知が変わることによってうつが良くなる」と想定しています。
しかし、考え方を切り替えるから認知が変わっていくのか、行動が変わっていくから認知が変わっていくのか分かっていない面があります。
また、ベック自身も認知的アプローチより行動的アプローチのほうが有効だと著書で述べているそう。
思考を思考で変えるのは困難なのです。
行動しろ、って言われても…
( ^ω^)・・・いやいや、そんな簡単に行動しろって言われても困るんだけど
うん、気持ちは分かります。
ですが、ひとつだけ、騙されたと思って騙されてみてください
一瞬だけ気合い入れて、服を着替えましょう。
ユニクロの黒スキニーを穿いてみてください。これだけでだいぶ気持ちが変わります。女性ならネイルをするのもアリです。
「あれ、なんかわからんけどイケてる?」
と思えたらこっちのもの。
外に歩けたという満足感、達成感で、負のゴロゴロループから抜け出せるきっかけになります。
行動面から抑うつ改善のアプローチを提案するのがこのメンタルズノンノンというわけです。
毎週火曜17時に更新するんで、読んでね!! (宣伝)