【リワーク体験談】リワークでの復職準備は“バンド理論”
「リワークプログラム」について、ひつじ田メイ子さんと共同で記事を作りました。
こちらメンタルズノンノンでも、補足的な内容を記しておこうと思います。
リワークは「Return to Work」の略で、休職者が復職に向けて準備をするためのプログラムのことです。
先日発売された休職中のまいちゃんの本にもリワークの話が書かれていました。
( ^ω^)・・・俺には関係ない話だな、ブラウザバック
読者さんの中にはこう思った方もいるでしょう。(同じ境遇の人からファッション通までいろんな人に読んでもらっています)
リワークは、4月入社のピチピチのフレッシャーズから管理職・役員まですべての会社員が知っておくべき内容です。
「#精神疾患 と社会的コスト④」
— さくら🌸精神科医(今日もぼちぼちと🌱) (@sakura_tnh) 2019年4月8日
メンタル不調から回復してもストレス対処力やコミュニケーション能力など「社会機能」が改善されなければ職場では評価されない
「病気の症状改善 ≠ 企業側が求める回復レベル」
受診と内服だけでは企業の求めるレベルに回復しない。可能ならリワークプログラムを🤔
精神科医まつさく改めさくら先生も言及されています。
ぜひこの機会に言葉だけでも覚えてください。
きっかけはWin-Win
今回のリワーク記事は、「自分の体験談を提供して、執筆をお願いする」という形で話を持ちかけました。
メイ子「休職ブログにリワークについて書きたいけど、利用したことがない」
よっこい「リワークは1年半通ってる、けどちゃんとした記事にするのは苦手」
当初こういう状況でした。
メイ子さんは記事の充実、僕にとってはノウハウや体験をPV数あるサイトに発信できるというウィンウィンの関係が提案によってできあがりました。
ビジネスも本来はこうあるべきだと思っています。どちらか一方だけが得したり喜んだりするんじゃなくて。(この記事はビジネスでもなんでもないけど)
…ということで、リワークについての詳細はメイ子さんの休職ブログにて語っております。ご覧下さい。
リワークは「復職予備校」。「バンド理論」効果も
記事内で、「リワークは復職予備校、自宅療養は宅浪」と表現しました。これ、我ながらけっこう的を射てるんじゃないかと思っています。
プロ講師(臨床心理士など)の授業が聴けて、自習(自宅療養)の仕方も教えてくれてます。独学よりはるかに効率的です。
さて、タイトルにある「バンド理論」。
物理学の難しいやつではなくて、ロックバンドのバンドです。
音楽を練習するのに、練習してうまくなってからバンドに入るより、バンドに入ってから練習するほうが早く上達するそうです。(MB『幸服論』より)
人はいい意味での相互監視があると頑張れます。逆に一人だとサボったり怠けたりしがちです。同じ目的(社会復帰)持ったコミュニティに身を置くことが、療養に良い刺激をもたらします。
Twitterで闘病アカウントで交流するのも良いですが、実際に会って、同じ場所で講義やトレーニングを受けるほうが効果が高いです。モチベーションが段違いです。
リワークは、トライさんのようなプロ講師から最適なカリキュラムで、再休職しないための復職へと導いてくれます。
それよりも、僕は「頑張れる環境」だったのが大きいと思っています。
同じ境遇の人と談笑したり、精神保健福祉士にオススメのラーメン屋を教えてもらったり…なかなかないですよ笑
Twitterだけでは知れないこともたくさん知りました。
…とこんだけ書いておいてアレですが、僕は復職せずに退職しています。現在も就労移行支援と並行して週1回リワークの通所を継続中です。
ちなみにリワークは「集団」、就労移行支援は「個人」の印象が強いです。就労移行支援はスタッフと二人三脚といった感じで、切磋琢磨ではない感じです。(よっこいが通っている所の話です。よそではまた違うかも)
回復期にある方は、焦って復職する前に、ぜひリワーク通所を検討してください。